看取りの家

6月14日(金)

皆さま、突然ですが 『看取りの家』をご存知ですか?

字のごとく、人生の最期を迎える家です。

3月頃のニュースで須磨区に建設が予定され、住民の方は「必要であると思うが、ここじゃなくても」「間近で人の死を見るのは 自分の先を見せられてるよう」「地下価値が下がる」という声があがってるようです。自分の住まいの近くの話だったら・・・ 皆さまの率直なご意見だと思いました。 このほど開設断念が決定しました。

 6/8神戸新聞NEXTより

ただ・・・ 高齢化が進み、核家族になり、病院では早期退院を促され、施設は空きがなかったり高額だったり。 こんな現状で 自分の最期をどうしたらいいか、本人も家族も抱える大きな問題だと思います。

今年1月に80歳の義父が亡くなりました。 看病は義母がし、妻が通院などを手伝っていました。  腎不全のため呼吸困難でかなり苦しかったと思いますが、透析も入院も拒み『どんなに苦しくても大好きな酒を飲んで自宅にいたい』というのが希望で その通り自宅で最期を迎えました。

義母も70代半ば、体力的にも大変で妻が手伝おうとしますが、義父は娘に情けないところを見せたくないと なかなか手伝うとこもままならない状況が続きました。 老々介護の大変さ、体は介護が必要でも意志がしっかりしていれば本人も情けなく辛い思いをしていることを目の当たりにしました。

孫のことが愛おしくて、いつも「ええ子や、ええ子や」と子供達を微笑みながら見ていてくれ 自分の最期を自分らしく迎えた義父をみて、50代を前にこれからの生き方、最期の迎え方を考える機会をもらいました。

何がいい、悪いではなく 自分・家族・地域で老後を考えなければ・・・と感じます。

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