つむ日記

3月31日(金)

桜のつぼみが膨らみ始め、開花が待ち遠しい季節となりました。

皆さまおかわりございませんか?

我が家の末娘、つむ(生後4ヶ月)  この1ヶ月、本当に大変でした!

というのも、引き取る時に「3回目(生後3~4ヶ月)の混合ワクチンが終わるまでは 感染症にかからないようにお部屋の中で過ごして下さい」の説明と同時に「社会性を養うために、抱っこでお散歩して いろんなものを見せてあげて下さい」とも。

正直、『今は、そんなことまでしないといけないの?犬でしょ。』と思いました。 私が子供の頃、40年ほど前の記憶では近所で子犬が産まれもらってきて、翌日から散歩に連れ出す。   予防接種は、狂犬病くらいのイメージ。  そして、町内には「あそこの犬、咬むで。めっちゃ怖い」「いっつも吠えてる」など 恐ろしいとされる犬がいました。(私は、顔を咬まれたことがあります。笑)

ですが、今の育て方を・・と、せっせと家族で頑張りました。                               妻が抱っこをして子供達の帰る時間に合わせ連れ出したり、ストレスにならないよう家の中で遊びながら運動させたり、トイレを覚えさせたり『おすわり・おて・おかわり』を教えていました。

でも、重大な問題が・・・                                                    すぐ人の手や足を咬む・咬んだらなかなか離さない・・・    最初は、甘咬みだから時期がきたら治まるだろう・歯の生え変わりかなと思いましたが、日に日に咬む力が増して・・・ここのままでは将来、人を傷つけてしまう!!と思い、犬を飼ってらっしゃる方や動物行動クリニックの獣医さん中野先生に相談し、あらゆる方法を試しました。                                                          (動物行動クリニックなかの、中野先生は往診して下さいます。http://www.eonet.ne.jp/~abc-nakano/

咬んだら、犬が力を抜くまで手を口に押し込む・押さえつける・鼻をたたく・餌のやり方で服従心を強めるなど。   どれも つむには効果が出ないどころか、返って反抗しさらに咬みつきます。(獣医さんも咬みました、泣)                                                              効果があるのは甘咬みでも、ちょっと歯が手足に当たっただけでも無視することでした。

そんな悪戦苦闘の日々、3回目ワクチン接種前でしたが庭や、犬の尿・ウンチがないところで散歩をしました。 かなりの刺激があるようで 若干、咬むことが減ったようにも感じるのですが まだまだ油断できず、遊びや散歩で興奮すると抑えが効かない・嫌なことは威嚇なしに咬むといった状況です。

ようやく3回目の混合ワクチンがおわり、しつけ教室にも行ってみました。  すると、「他の犬が30%の力で甘咬みするところ、柴犬は50%の力で咬みます。手を口に押し込む・押さえつける・たたくなどは返って攻撃的になるのが特徴的です。」と。 途方にくれる気持ちでした。  将来、咬まない為に 『甘咬みをゆるさず歯があたれば無視する・そしておもちゃで十分遊ぶ・散歩で外の刺激・運動で体力を消耗させる』を実行中です。

つむが咬むことで、いろんな方から情報を聞き、調べ、家族でもつむの咬み対策の話題がメインに・・・

あることがわかりました。昔は、生後2~3ヶ月まで母親のもとで兄弟達と交わって遊びの中から咬む加減を教わったそうです。とても重要で必要な時期です。  でも、今は1ヶ月はどで母親から離され、ペットショップのケース内に入ってます。   愛情も、遊びも限度も教わらないまま。 その姿は、小さくて赤ちゃん気がたっぷりで本当にかわいいです。かわいさの裏に、こんな大変なことがあるとは まったく知りませんでした。

そして、もうひとつ 小型犬・洋犬が多くなったこと。 愛くるしい姿で 体も小さかったり、フレンドリーな性格だったり。   対して つむのような柴犬などの日本犬は、もともと気が強く・飼い主以外受け入れにくい。

日本犬でも、全然咬まない犬もいます。ご近所の柴犬は来たときから全然咬まなかった。と聞きました。しっかり、たっぷり兄弟と遊んでいたそうです。

犬を飼うなら、娘が2人なので番犬の意味で日本犬・柴犬がいいと考えてました。 軽く様子を見にいくつもりで、柴犬はいないだろうと思っていなのに つむに会い、家族みんな『この子を飼おう』と思いました。

ここまで、日本犬を育てる環境・状況が大変とは 知らないままの出会いでしたが やはりインスピレーションで つむを迎えました。   悪戦苦闘の日々でも、そのおかげで 新たな出会いもあり 教えていただけることを有難いと思ってます。

咬む躾は、まだまだ道のりが長いですが 宇根家の番犬・ウネ住の看板犬修行を 飼い主ともどもがんばります!!

行動クリニック中野先生http://www.eonet.ne.jp/~abc-nakano/の愛犬アイズちゃんと、柴友達の福君、事務所にて

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